第1の教育者ー母親?地域コミュニテイ?
子供にとっての第1の教育者は「母親」です(祖父母や父親の場合もありますが、母数が少ないので母親に統一します)
そして、学校よりも母親からの教育の方が、幼年期においては大事です。
個対個のレベルでの関与時間がべらぼうに長いからです。
(学校は集団的な関与かつ時間も幼年期においてはそれほど長くないので影響力が比較的に小さいです)
子供が母親のご機嫌を伺うようでは終わりです。自発性が死にます。
母親が子供の関心や集中を観察し、それに合った環境を与えてやることが大事です。
というのはお題目としては重要でかつ必要だとは思いますが、発達特性の尖った子供さんを持った母親さんで育児を助けてくれる人がいない方は
そんなことを意識する力さえ残っていないように見受けられます。
その疲弊は、言葉の端々から感じてとります。
育児は母親だけに託すのはそもそも歴史的に過大な負担であり不可能です。
昔の長屋のような地域コミュニティを持ってして初めて第1の教育者たる母親の方は心を安定させながら育児ができます。
特に発達特性のある子供の場合は顕著です。
ぼくは子供と高齢者の方はコミュニケーションの相性がいいと思っていますので、そのような地域コミュニテイをオルタナティヴスクールと同時に作っていく必要性を感じています。
なんにせよ、お母さん方を地域や周りの人で支えるのが、現代育児の急務でしょう。
お母さん方は第1の教育者ではあっても、そこに教育・育児の負担を集中させてはならないのです。